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紫峰・アメリカ気まぐれ旅

セントラリアの火災・1950年来、今も消えず。

私の居る町から30キロほど東南にセントラリアという町がある。 1950年、この町の住民がゴミ焼きをし消化したはずの火が、地下の炭鉱に延焼。政府は何の手も打たなかったが、 1991年、消火にはあまりにも費用がかかりすぎるとして、住民に退去勧告を出した。 私がこの地を訪れたのは、ちょうどその年の秋だった。

初めてここを訪れた時には、この町はまだ賑わっていた。住民5000名。4世代続く炭鉱夫生活をしている人も居た。 道路を横切る炎の痕や、煙がいたるところで立ち昇っていた。

それが今はこのような姿になっている。多くの家は取り壊され、他の土地に移り住んだ。

まだあちこちで、このように煙を噴出している。今撮影していても下から熱い熱気が伝わってきた。

手をかざしてその熱さを確かめたところ、相当の熱気で、場所によっては触ることさえ出来ないほどだ。

陥没の恐れや毒ガス被害等を避けるため、このような警告が出されている。

まだ立ち上る煙の側にも、移転に反対する住民50名が住んでいる。彼らの先祖がこの地で炭鉱生活をし、強い絆で結ばれているため、互いに離れ離れの生活を拒否しているという。

今撮影しているこの場所にも、道路際にも家が立ち並んでいた。今はその面影も無い。そしてこの火災がいつ沈下するのかも見通しが立っていない。ただ自然に鎮火するのを待つだけのようだ。